コンタクト BC

瞳は球体になっており、レンズを付けたときにレンズが上手く瞳にフィットするように、瞳の湾曲(カーブ)度合いに合わせてコンタクトも湾曲させたかたちに作られています。この湾曲度合いを数値化したものをBC(ベースカーブ)といい、一般的に単位はmmで表されます。

コンタクトレンズにはハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあり、どちらにもBCが用意されているのですが、ソフトコンタクトレンズはBCの種類が少ないのが一般的です。

というのもソフトコンタクトレンズであれば、多少BCが合っていなくても問題なくつける事が出来るからです。

その理由としてソフトコンタクトレンズの場合、BCが合わなくてもレンズの素材が柔軟なのでフィットすることが多く、大多数の方に合うように、一般的なＢＣは８.７前後で販売されているからです。

例えば、ワンデーアキュビューのBC8.5を使っている人が、他のメーカーのBC8.7のコンタクトレンズに乗り換えてもそれほど影響がでないことが多いです。

それに対して、ハードコンタクトレンズのBCの場合はちょっとの差でも違和感を感じることがあります。そのためハードコンタクトレンズのBCはすごく細かく分けられています。

コンタクトレンズは、基本的に表示されている数値だけを基準にしてレンズを選ぶことはできず、同じ数値の商品でもメーカーによって見え方などに違いが生じる事があります。

ですので、BCとPWRが一緒の別のコンタクトレンズに変更する際にも、出来れば眼科に行って実際に着けてみた方が安心です。

他メーカーのレンズに変える場合はもちろん、同じメーカーの製品でもレンズの種類を変更すると、度数の段階が変わってくる場合もありますし、乱視用ソフトレンズの場合は、目の中で回転しにくい、回転しやすいなどの特性がメーカーや製品の種類によって異なります。

また、屈折矯正の度数は合っていたとしてもレンズの回転によって乱視の角度にズレが生じ、乱視が正しく矯正されなくなってしまうこともあります。

ソフトコンタクトレンズのBCの場合は、近い数値であれば特に大きな問題はないと言われています。

ハードコンタクトレンズと異なり、ソフトコンタクトレンズは柔軟に目の表面に沿って変形するためベースカーブが固定されている商品もあります。

目安ですが、処方データの BC 値の± 0.2 �o以内であれば、許容の範囲内であるとされています。

しかし、このような細かい違いを自分で判断することはできませんので、レンズの種類を変更したり、同じ種類のレンズを使っていても度数が合わなくなってきた気がするような場合は、あらためて眼科医による検査と処方を受けるようにしてください。

コンタクトレンズのBCってなんですか？

瞳は球体になっており、レンズを付けたときにレンズが上手く瞳にフィットするように、瞳の湾曲(カーブ)度合いに合わせてコンタクトも湾曲させたかたちに作られています。この湾曲度合いを数値化したものをBC(ベースカーブ)といい、一般的に単位はmmで表されます。
BCの数字は大きいほどにカーブが緩くて、小さいほどにカーブが急になります。

使い捨てのソフトコンタクトレンズを違うメーカーのものに変えようと思っています。現在、ＢＣ8.6のものを使用していますが、使用してみたいレンズのＢＣが8.7しかありませんでした。ＢＣが違うと使用出来ませんか？

一般的にBCが眼に対して大きすぎるとずれやすく、装用感が悪くなります。逆に小さいと動きにくく、無理に使い続けると角膜に障害が起きることもあります。

しかし、 ハードコンタクトレンズと異なり、ソフトコンタクトレンズは柔軟に目の表面に沿って変形するためベースカーブが固定されている商品もあり、近い数値であれば 特に大きな問題無いとされています。目安ですが、処方データの BC 値の± 0.2 �o以内であれば、許容の範囲内であるとされています。

絶対に大丈夫だとは言えませんので、ご心配なら、眼科で相談することをおすすめします。

コンタクトレンズのＢＣや度数は各社共通なのでしょうか？

規格としては同じですがレンズデザインはそれぞれ違います。
コンタクトレンズのPWR（度数）やBCの規格はどのメーカーも同じですが、メーカーやブランドによってレンズの素材や厚み、製造方法などが異なるため、見え方や装用感・乾燥感等、眼に与える影響が変わる場合があります。

コンタクトのＢＣ(ベースカーブ)が８.４の人が、８.７のものを付けたらどうなりますか？

一般的にBCが眼に対して大きすぎるとずれやすく、装用感が悪くなります。逆に小さいと動きにくく、無理に使い続けると角膜に障害が起きることもあります。
8.4から8.7に変更するという事は、BC（ベースカーブ）が大きくなるという事なので、8.4のものより瞳の中で動きやすくなります。